冨澤 稔（とみざわ みのる）

山形牛の中でも、特に山形県のほぼ中央に位置する、日本一のさくらんぼの里で知られる、さがえ西村山地域では、『地元産のもち米』を飼料に配合して、独特な肉質をもったブランド牛の育成に取り組んできました。

生産者の間では、古くから「もち米を与えると独特の肉質が得られる」と語り継がれており、長期間食べさせることにより、脂身だけでなく赤肉にも旨味が入ることが想定され、しかも生後月令３３ヶ月以上を目処に出荷することにより、旨味がさらに増すようにとの生産者の取り組みもあります。そのことは、旨味成分といわれているオレイン酸成分が、『山形牛』よりさらに１％程度多く含まれていることに現れています。

※山形県畜産試験場検査資料より抜粋

また、牛肉の血統にもこだわり、3代の中に但馬系が入っている子牛を極力導入していることで、きめ細やかで脂質も良い牛肉 の生産をこころがけています。
さくらんぼジャパンでは、山形牛の中でも特に希少価値が高い、このさくらんぼの里で育ったもち米給与牛を、桜桃牛と名付け、皆さまにご紹介できることになりました。